現在新しく借りれることになった畑に絶賛作つけを行っています。いろいろな作物を育てています。中でも発芽が難しいとされている人参は3月上旬の雨を待って播種。この時期は寒いのでビニールトンネルと不織布をかけて保温して発芽促進。そのかいあってなんとか発芽を確認。発芽すれば半分成功といわれている人参。しめしめと内心思っていたのもつかの間。しばらくして不織布をめくってみるとなんとそこは雑草の森。「発芽した人参は!?」探してみるとかすかに1cmぐらいの苗が見えるだけ。雑草に飲まれる寸前です。あわてて除草するにも、これが大変。メヒシバやスギナなど、まるで人参の幼苗を人質にとったかのように絡まり生えています。下手に抜くと人参も道連れに抜かれてしまう始末。一本一本時間をかけながら抜いていきます。これでは何時間かかるのやら…

今回は最新の播種機ごんべえhs801を使ったのも敗因です。この播種機均等に撒けるというのが最大の売りなのですが、私の畑の場合、しばらく放っておかれたせいもあり、雑草などが次々に生えてきて整地がうまくでません。整地ができないと播種間隔にムラがでて均等に播種できません。あらためて機械の精度だけ高めでもそれを引き出す畑の状態も整っていなければならぬことを身をもって経験しました。一方黒田五寸などの在来種の種は生種ということもあって凸凹しているので播種機で播けず手蒔きしたのですがこちらは手作業ということでほどよい厚撒きになったおかげで線で発芽してくれくれて、まだ除草し易いです。4cm間隔で均等に撒けることは間引きの手間はいらなく種代の節約にもなるのですが、ここらへんは畑の状態とトレードオフになるのかなと思った次第です。機械のパンプレットを見ながら「ああしようこうしよう」などと机上の空論は広げたのですが、畑に出ると机上の空論はことごとく裏切られます。師匠がよく「全ては畑が教えてくれる」というのですが、全くその通りだと痛感します。反省しながら人参の除草に苦労している上空を一匹のカナブンがブーーンと私の周りばかり旋回しています。なんだか新卒社員のミスをやれやれといって見て回る先輩のような感じがしました。
