農作業

久保寺農園

有機農家の研修の一環として農場見学で小田原で不耕起でやられている久保寺農園の見学にいきました。

土地柄狭い畑が点在していて9箇所合計5反で営農

久保寺さんは就農10年目、9箇所の圃場、トータル5反で路地野菜を70品目やられています。農法は不耕起、無施肥栽培。(要所では米ぬかを刈った草などににふるいボカシとして施肥)販売はセット野菜をメインで40軒ぐらいの契約プラスレストランなどに出荷を行っています。重機などはいれず、もっている機械は刈払機のみ。基本は鍬と鎌で管理作業をおこなっているそうです。就農するにあたっても初期投資は100万ぐらいですんだそうで、現在も利益率は70%を達成。年間労働時間も2000時間いかないぐらいで週休2日はやすめる計算になります。(単純にならすと1日8h労働で土日やすめる計算)このスタイルでサラリーマンの平均年収ぐらいはとどいているそうです。
不耕起にした理由は久保寺さん自身登山やクライミングの趣味をおもちで自然との調和を意識した農法に興味をもたれたからだそうです。就農1,2年目では全く収量があがらず存続のピンチもあったようですが、3,4年と経つうちに徐々に土の状態がめにみえてよくなり、収量もあがってきたそうです。

高台の傾斜地にある畑。畑の条件としては水肥料などが低地にながれてバランスがわるいが溝をほって栽培するなど工夫をこらしている

久保寺さん曰く、「不耕起栽培のメリットは環境負荷がかからないのはもちろん、規模さえ大きくしなければ粗利率が高いので5反程度で生活が成り立つところ。(もちろん1000万以上の年収がほしいとかいうのであれば話は変わります)このようなニッチなスタイルではあるが、このような環境型のモデルが徐々に広がっていくことに明るい未来を感じる」とのこと。
話は土のこと、栽培技術、畑のクセなどなど多岐に及び、あっという間に時間が過ぎました。久保寺さんは本当によく勉強されている方で勉強不足の私など真似しようとおもって真似できるモデルではないのかもしれませんが、不耕起、不施肥で生活が成り立つモデルとして本当に勉強になり新規就農者には勇気づけられる圃場見学でした。