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売れる野菜とは?

今年は八町きゅうりという信州の伝統野菜を作りました。このきゅうりほんのりメロンの香りがして食感もやわらかく味が良いきゅうりです。ただきゅうりは一度スイッチがはいると一日100個出来ちゃうってことざらで、下手するとそれが一週間ぐらい続いたりします。さすがに出荷しきれません。ゴミにしてしまうのももったいないので近くのスーパーに出荷してみることに。直売でも評判がよかったので期待していたのですが、これが散々の結果。ほとんど売れません。見た目が普通のきゅうりと違いずんぐりしていて色も薄いのが影響したのか、スーパーに買いに来るお客さんにはどうも魅力的に映らなかったようです。

あまりに売れないので3割引きに。きゅうりに申し訳なくなんだか悲しい気分になりました。

スーパーメインで出荷されている先輩の話によると「スーパーと直売は客層がちがう。スーパーのお客さんは普段使いする野菜を求めているので変わったものには手をあまりださない。農家としては売れ残るのがいやなので、どうしても売れる野菜を作るようになってしまう。スーパーなどを出荷先のメインとすると生産者としての面白みという意味ではちょっとつまらない農家になっていっている気がする」とのこと。生計をたてるとなると、スーパーの安定感は魅力です。ただそうなると消費者が好むあまり冒険しない品種だったり今流行りの品種をおいかけるようになります。一方こだわって自分好みの品種を作っても売れなければゴミになってしまう。
どんな業界でも共感できる話であるかと思いますが、改めて「自分はどうありたいのか?」大量に売れ残った八町きゅうりを前に考えさせられました。