先日高校時代のラグビー部の仲間が京都で自然農をやっていると聞きつけ35年ぶりに会いにいってきました。彼はアートをやる傍ら京都の限界集落で2町歩の規模で無農薬有機栽培をやっています。普通だったら面倒だったり照れくさかったりで行かなかったとおもうのですが、最近は何故か心の声が「行かなくては!」とおもい決行しました。折角なのでラグビー部の仲間にも声をかけたところ一人だけ都合をつけて35年ぶりの再開となりました。

畑はこちらの土とは全く違う粘土質の土。ベタベタしています。獣害もすごく畑は鉄柵を二重にするなどしており、あらゆる動物達と日々戦っているとのこと。なかでもサルは強敵で昼を告げる音楽を合図に農家が畑からいなくなるのを察知、そのタイミングで一斉に畑に降りてきて畑をあらすというからやっかいです。農家は家でサルは畑で同時に昼食。想像するとなんとも滑稽です。巨大イノシシなんかは誰かが耕うんしたかと思うほど土を凄まじくほじくり返すらしく、今の自分の畑がいかに恵まれているのかを実感しました。メインでやっている作物は米、小麦、丹波黒豆、大納言小豆など穀物を中心に栽培しています。私の周りでは穀物中心にやっている人はほとんどいないのでそれも新鮮。ふるまってくれた丹波黒豆の枝豆のうまさや小麦をつかったパウンドケーキなどが驚くほどおいしくてたまげました。

営農をはじめて8年ぐらいになるそうですが彼曰く「大豆と麦の連作で土地の地力がすごく上がり作物がくできる」とのこと。麦、豆の連作は「いかす」でまなんでいる日本古来の作型体型の基本だったりします。これらをすべてネットで得た情報でやっているそうです。最先端技術を使用して原始的生活を営む。なんというアイロニー!35年ぶりにあう友人と昔の思い出話で盛り上がることはよくあると思うのですが土壌微生物の話で盛り上がれるのはなんとも贅沢です。こういったことも農に携わることによるお金にはみえない副産物だったりするのかなと勝手に良いように解釈しています。
