現在の資本主義社会ではもうすでに人が必要とする仕事は50%ぐらいの人の労働でこと足りている。他の50%ぐらは社会に価値をもたらさないブルシットジョブであるという大胆な仮説を考察している本です。資本効率がもとめらる資本主義社会においていらない仕事が多々存在しているというのは驚きです。
しかし実際私まわりの広告業界をみてみると実際手を動かして仕事をしているのは10%ぐらい。残りの90%はみもしないパワーポイント資料を一生懸命つくったり、実務をしている人の少ないこと。しかしなにもやらない訳にもいかないので皆様仕事をしているフリをしているとしか思わないのです。しかし、更に俯瞰視するとそもそも私がやっている仕事は世の中に必要なことか?と問われれば「?」です。物が有り余る今日の社会では広告の目的は他社の商品を「出し抜く」ことです。うちの商品はこんな立派なストーリーがある。ありもしない機能を誇張したり、映像的に嘘でぬりかためることも多々。嘘がうまいことが美徳とされる業界です。はたして私の仕事に正義はあるのか?
そんなことを30年もやり続けていると、額に汗して大根一本そだてて「おいしかった」と言ってもらえる嘘が比較的すくないであろう農業に魅力を感じてしまうのです。